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果てのない海に呑まれて
第19章 芸術の都
「…ぁ……ン……」
リリアの腰が小さく揺れ始め、懇願するようにレオンを見つめる
だが潤んだその瞳にレオンは勘違いしたふりをしてわざと口付けを与えてやるのだった
「ンン……ッ」
"いや、もう……苦しい……!"
そう思うほどに彼女の蜜は止めどなく、入り口をヒクつかせてベッドに零れ落ちる
「ハ…ァ……」
レオンの唇が一瞬離れる
この間に想いを伝えようと開いた口は、ただ息を呑んで終わった
「レ……ムグッ!」
今ひとたびの口付けに今度は脚をばたつかせるリリア
その瞳は大きく見開かれーーーー最早悦びなど映してはいなかった