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果てのない海に呑まれて
第19章 芸術の都



レオンの手が足首から脹ら脛、膝裏を伝って段々に近付いてくる

まるでそれは魔法のように、拒絶する彼女の脚を開かせーーー










「……」

「……?」



だがその先の秘められた闔に辿り着く前に立ち止まった



「……やはり駄目だな」



レオンは突然そう呟くと情交で乱れ端に寄っていた布を掴んだ



「お前は私だけのものだ」

「え……」



次の瞬間、リリアの目の前が真っ赤に染まる





二人の身体は男たちから隠すように覆われていた





「なっ……!?」

「おい! それじゃあ何も見えないだろうが!」



絵描きたちは当然の如く怒りを露にする



「このくらい想像力でどうにでもなるだろう。まさか一度も見たことがないほど子供ではあるまい?」

「…っ……そ、それはそうだが……」

「これで納得出来ないのならここでやめる。その場合はお前たちの目的が達せられないだけだ」



男たちは渋い顔で視線を交わす



「……続けてくれ」



ギシッという音と共にレオンの愛撫が再開した

しかもリリアが欲していると気付いているだろうに、太股ばかりを執拗に虐める


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