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果てのない海に呑まれて
第21章 寄せては返す–––

「そ…なの……む、り……っ!」
「ハァッ…仕方ないな……こっちを向け!」
リリアが顔を上げると、レオンは喰らうようにその唇を塞いだ
再び舌が口内を蹂躙し二人の官能が高まってゆく
新たな刺激に集中し始めたリリアのナカから、徐々に力が抜け始める
「…ン……う」
程よくほぐれた蜜壺に責め立てられ、レオンの唇から小さく声が洩れた
律動が早まり、リリアの体をギュッと抱き寄せる
「ンッ…フ…」
絶頂を感じ取ったのか、リリアもそれに応え更に深く舌を絡ませた
「んっ……ンンンッ!」
「……っ!」
二人の動きがしばらく止まる
互いの脈動を感じながら、二人は唇を離して深く息を吐いた
そしてもう一度深く口付ける
その夜
決して果てない波のように
二人は一晩中愛し合うのだった−−−

