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果てのない海に呑まれて
第32章 そしてまた一人










“我がサラディ家に貴族の称号をお与えください。そして私が当主となれば、貴方の意のままに動く忠実な駒となりましょう”















その夜、ブリジッタは見てしまったのだ

母と彼の、淫らな行為を。





「そう、もっとよ……もっと突いてぇ」



自分より年下の少年相手に溺れる母の姿に、ブリジッタは目を離せなかった

カレルがあまりに美しすぎて–––。































きっと私はあの時恋に落ちてしまったんだ














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