この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
果てのない海に呑まれて
第41章 信じるもの



「……ん」



朝の冷たい風に、リリアは目を覚ます

起き上がり見回してもテントには誰もいない



「…髪……」



寝ている間に解けていることを不思議に思いながらも、リリアは立ち上がってテントの外に出た







「…ああ、起きたのか」



外に出ると大きな獲物を担いだミゲルが此方に気が付いた



「何してるの?」

「ケチュア人達の手伝いだ。世話になる以上、このくらいはしないとな」

「…それもそうね」



手伝い–––



そういう割に、周囲に彼らの姿は見えなかった



「リリア、少し話があるんだ」



テントの間からリーが顔を出しリリアを呼んだ

その視線はそのままミゲルの方にも向けられる



「ミゲル、少し彼女と二人きりにしてくれ」

「…好きにしろ。俺はこいつの保護者じゃないんだ」

「ああ、確かに……保護者は別にいたね」



フッと意味ありげな笑みを浮かべてから、もう一度真っ直ぐにミゲルを見る


/810ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ