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果てのない海に呑まれて
第44章 守られた魂



初めて訪れた時とは違う道で、レオンたちはファルツの邸へと向かっていた



「もうすっかり夜更けだな……だがもうすぐアウスグライヒの手前の町に着くはずだ。それまで我慢しろ」

「別に怖がってないわよ」

「ハッ…強がりを……」



たった二人きりの道で、リリアが震えているのがよく伝わってくる–––



「大丈夫だ。何があってもお前を守る」



******************************



同じ頃、もう一人の男は–––

ミゲルは、馬を駆けファルツ家に帰り着いたところだった



「ミゲル!」



いち早く気付いたルチアーノが門前に走り出てくる



「お前だけか? レオン様はどうした!?」

「今ファルツの谷から此方に向かっている。リリアとともにな」

「残して……来たのか?」

「取り急ぎ報告に来ただけだ。すぐに戻る」



その言葉通り、ミゲルは馬から降りる気はないようだった


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