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果てのない海に呑まれて
第47章 思い知れこの愛を
「…っ……そんなわけないでしょう」
責めているのは自分のはずなのに、余裕のある表情にむっとした
声を震わせながらも反抗してみせ、そして–––
「欲しいのは、貴方の方じゃないの?」
そんな挑発をしながら、腹の横から象徴に向かって走る筋肉の線をなぞってみせた
「……う…クッ」
触れるか触れないかの、微かな感覚
リリアを求めるレオンの身体はそれを感じようと自身をより敏感に変えて行く
「…リ リア……っ」
敢えて中心には与えられない官能に、レオンは辛うじて彼女の名前を呼ぶ
「ッハ……こっちに…尻を向けろ……」
「えっ」
思わず顔を上げたリリアの耳が、あっという間に赤くなった
「お前も欲しいだろう……無理するな」
「べ つに……!」
「私にもお前を愛させてくれ」
「……っ」
そんな言い方をされたら、
そんな求め方をされたら、
もう従うしかない