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果てのない海に呑まれて
第47章 思い知れこの愛を
月明かりにより一層白く光る身体が小さく震える
それが寒さの為でないことは彼から発せられる熱さで明らか。
「リリア…もう……」
触られてもいないのに弾けてしまいそうだ
どんどんと主張を激しくする猛りが服に押し返され、少しでも動けばその刺激だけで気が狂いそうになる
「…ん……」
小さく応えるリリアの声にさえ、何もされていないはずなのに甘い啼きが入っていた
互いの身体から立ち込める香りが媚薬となり二人を延々と高めてゆく
「……っ…」
舌を下半身へと下ろして行きながら彼の猛りを解放したリリアは、思わず息を呑んだ
ここまでじっくり見たことはない
だが今まで目にしたいつよりも、それは硬くそして艶やかに光っていた
「……フッ」
不意に吐き出すような声が聞こえて顔を上げる
「そんなに見られるとクルものがあるな……欲しいのか?」
意地悪く笑いながら、あやすように髪を撫でられる