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果てのない海に呑まれて
第49章 番外編 光と影



チュ…



そこに舌を這わせ、豊満な胸を揉む

弾力のある乳はミゲルの指の間から零れ落ちるほどだった



「……」



口の中で頂きが弾かれる度、ヘレーネの身体が震える

だが彼女からは熱い吐息が僅かに吐き出されるのみ



「……どうした?」



静けさを不審に思ったのか、ミゲルが唇を離し相手の瞳を覗き込む



「何が?

ああ……声を出した方が良いならそうするけど」



そう言いながら、ヘレーネは口の端で笑った



「でもわざとらしく喘いだってあんたにはバレるだろ」

「まぁ……」



感じたフリをする女は好きじゃない



「しかもあんたはレオン様みたいにそれを分かった上で愉しんだり出来ない。

違うかい?」





“クックッ……ここが良いのか?”

“…んあっ、いい! レオン様!”





「……フン」



隣の部屋から聞こえ始めた情事の声にミゲルは鼻を鳴らした


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