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果てのない海に呑まれて
第49章 番外編 光と影







ジュル…




…グチュ!!




ビクッ







隣室の激しい喘ぎも

階下から響く男女の笑い声も

二人の耳には届かない



ただひたすらに快楽を求め

快楽を与え。





「……んんっ!」



ミゲルの指がヘレーネのナカを掻き回すと、蜜口が強く締まり愛液が飛び散った



「……イったのか」

「フフ……危なかったけど、まだ超えてはいないよ」



汗の滲む額を一瞬拭ってから、ヘレーネはニヤリと笑う

もちろん、その顔はミゲルには見えていない







「…っああぁ!」







突然、叫び声が部屋の中にこだました



「はしたない声……レオン様が聞いたら大笑いしそうだよ」

「うっ…は、ぁ……っ!」



裏筋を指先で辿りながら蜜の溢れる入り口に舌を入れる

何年も娼婦を務め上げてきたヘレーネの技に、ミゲルの理性は崩壊寸前だった


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