この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
果てのない海に呑まれて
第9章 理解し得ぬ想い



が−−−



「それは駄目だ」



一蹴。



「皆それぞれの仕事ってものが……」



ぶつぶつとお説教を始めたミゲルの目が、ようやっとリリアの方を向く

そしてそれはすぐに大きく見開かれた

−−−と思いきや、一瞬で細められる



「お前……」

「なっ何?」



顔をじっと見られ、リリアはどこか変だろうかと慌てて手で覆う



「……いや、何でもない。とにかく、一人で必要以上に動き回ったり他の奴と関わるのはやめろ」

「それじゃ何も出来ないじゃない!」

「いつもみたいにレオンに構って貰えば良いだろう!」

「構ってって、そんな言い方……」

「なんだ、喧嘩か?」



ミゲルの失礼な発言にリリアが言い返そうとした時、ちょうど当の本人が姿を現した



「仲が良いなお前達。廊下まで響いていたぞ」



と、急いで顔を逸らしたリリアを後ろからミゲルと同じようにじっと見つめる



「お前……」

「何よ」



なんとなく視線を感じ、先ほどよりもまじまじと見られて内心焦るリリア

それでも頑なに反対方向を向いていると、レオンがふっと近くに寄ったのを感じた



「……っ」



頭に触れられたことでリリアの体に力が籠り、震える



/810ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ