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サイドストーリー6
第3章 プレイボーイの憂鬱
「会社の女の子の話はヤキモチを妬くと思います」
「加奈、やきもち妬くことなんかあるの?」
「・・・・ありますよ」

うつむいて、プィっと横を向いてふくれた。

「私は学生ですから。吉岡先輩の会社の女の子のように大人の魅力はないですし」
「うん」
「残業と言って遅い日もなにしてるか分かりませんし」
「え?そこまで信用ねーの?」
「飲み会なんか、お持ち帰りしてるんじゃないかと思って心配です」
「俺、いまだにどんなイメージだよ」

「一緒に住んだら、きっと束縛しちゃいます」

ギュッと俺のシャツをつかんで、小さく言ったその言葉に惚れなおした。

「加奈・・・俺を一生束縛してよ」

泣きそうなその顔にキスをする。

「じゃぁ、このまま卒業と同時に結婚する?それで俺を束縛して」

そう上機嫌で言った俺の顔を涙目で見つめた後・・・

「結婚は、時期尚早です」

きっぱりと言った加奈に、俺は笑いながらうなづいた。


END*****

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