この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サイドストーリー6
第5章 横浜ホールデング②
横浜のレストランの様子を見に行くから久しぶりに会わないか?
片桐から、昨日の夕方電話が来て
俺と篠塚は二つ返事でOKした。

久しぶりに来た片桐のレストランは
いまだにピアノにはかぎが掛かっている。

「あれって誰も弾いてないの?」
「あれは奏のためのピアノだからな」
「そっか」
「調律はしてる」

そのピアノは他を寄せ付けないオーラで弾き手を選び、主人を待つ王座のように鎮座していた。

「で?今日は何で呼び出したわけ?横手さんは?一緒じゃないのか?」
「今日は実家に帰した。たまにはゆっくりさせないとな。農家は休みがないから」
「へ~」
「なるほどね」

「なんだよ」

「ずいぶん大事にしてるんだな」
そう笑った俺と篠塚を片桐は軽く睨んだ。

「お前たちはどうなんだよ」

「俺は普通だよ」
素知らぬ顔で、ワインを飲む篠塚に俺が笑った。
「よく言うよ。篠塚、永坂さんといると笑顔が優しいじゃん」
「はぁ?」
「・・・・って、うちの部署の子が言ってた」
「・・・・」
「あんなに怖い人でも、彼女には優しい顔するんですね~。って。
俺聞いたとき、笑っちゃったよ」
俺もワインを飲みほした。



/99ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ