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サイドストーリー6
第10章 恋人宣言
「は~・・・広報に行ってますます忙しくなったね、青木は」
あっという間に食べ終わった大盛りに真樹が感心する。
「この前さぁ~・・・」
そしてナイショ話のように小さい声でひとり言のように呟いた。
「社内メールが来て」
「誰から?」
「青木から」
「直哉?」
「しばらく忙しいんだって。青木」
「う、ん?」
「私に、金子さんは平日いないから、暇だろう?って」
「ええ?」
何言ってんの?あいつ!
「すみれもおふらんすに行っちゃったし、暇だろう?って」
「はぁ?」
同期の女の子になんつーメール送ってんのよ。
「だから、悪いけど葵の事気にしてやってくれって」
「・・・え」
「合コン行かないように見張っててくれって」
「・・・!」
「あんた、愛されてるねぇ~・・・」
そこまで言って、ニヤーっと私に笑いかける。
顔がみるみる赤くなるのが分かった。
「今日、飲みに行くかぁ~」
真樹は私の顔を見て、嬉しそうに笑ってそうつぶやいた。
END****
あっという間に食べ終わった大盛りに真樹が感心する。
「この前さぁ~・・・」
そしてナイショ話のように小さい声でひとり言のように呟いた。
「社内メールが来て」
「誰から?」
「青木から」
「直哉?」
「しばらく忙しいんだって。青木」
「う、ん?」
「私に、金子さんは平日いないから、暇だろう?って」
「ええ?」
何言ってんの?あいつ!
「すみれもおふらんすに行っちゃったし、暇だろう?って」
「はぁ?」
同期の女の子になんつーメール送ってんのよ。
「だから、悪いけど葵の事気にしてやってくれって」
「・・・え」
「合コン行かないように見張っててくれって」
「・・・!」
「あんた、愛されてるねぇ~・・・」
そこまで言って、ニヤーっと私に笑いかける。
顔がみるみる赤くなるのが分かった。
「今日、飲みに行くかぁ~」
真樹は私の顔を見て、嬉しそうに笑ってそうつぶやいた。
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