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サイドストーリー6
第28章 『先生』
年が明けて、塾はお正月の1日だけ休んで冬休み集中講座に入った。
高校受験まであと1か月強だ。
佐瀬先生も毎日遅くまで忙しそうだ。
バイトの私は受験に関係ない中1を受け持っているので
緊張感はない。
「あ、田島。俺受験終わるまで会えないから」
すれ違った塾の廊下でそんなことを言うけど。
佐瀬先生。ここ塾ですよ。
私たちの関係は塾ではナイショなのに。
「ちゃんとわかってます。中3に全力を注いであげてください」
「悪いな」
そういうと、ポンと肩を叩かれた。
先生は確かに先生なんだけど。
仕事という枠以上に生徒の受験に一生懸命になる。
そんなところが大好き。
高校受験まであと1か月強だ。
佐瀬先生も毎日遅くまで忙しそうだ。
バイトの私は受験に関係ない中1を受け持っているので
緊張感はない。
「あ、田島。俺受験終わるまで会えないから」
すれ違った塾の廊下でそんなことを言うけど。
佐瀬先生。ここ塾ですよ。
私たちの関係は塾ではナイショなのに。
「ちゃんとわかってます。中3に全力を注いであげてください」
「悪いな」
そういうと、ポンと肩を叩かれた。
先生は確かに先生なんだけど。
仕事という枠以上に生徒の受験に一生懸命になる。
そんなところが大好き。