この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ユウガオ
第2章 季節とともに
8/25
お盆も終わり彼の誕生日も2週間くらいすぎたころ
彼から連絡の来ない日々が続き
暑い夏も終盤を迎えてた
私は遊ばれてたの?
私は彼の何なの?
家庭のある以上わたしは深く
入り込めなくて
ただただ自分が寂しかった
周りからは“石田はよく女の子と遊んでるよ
女の子がその気になるとぽいって
捨てるから、まりなちゃんも気を付けなよ”って
私もその他大勢のうちの
女の子のひとりなのかって
やっぱり上手くいくばかりじゃないよね
でも私の見てきたたぁくんと
周りの1度きりだよっていうたあくんの
印象が違いすぎて…
私は自分の目で見る彼を信じたくなる