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ユウガオ
第3章 確信と疑惑





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ずっと待ち遠しかった出張の日


新幹線の指定席を二つ確保してくれてた


彼の仕事仲間である友人
これまた社長だけど共働してる会社の竹森さんと
現地で落ち合うらしい



「この日楽しみに実習乗り切ったよー!」
看護学生である私は10か月の過酷な実習を
無事終えることが出来た。




「ほんと、まりは素直
俺そーゆうとこすきだわ」



彼は左に座る私の頭をコツんとした


「ありがとっ」
彼の指に自分の指を絡める私



「仕事してる間ひとりで待ってられる?」



彼の心配そうな顔に愛おしさが湧いてくる



「大丈夫だよ〜もう子どもじゃないよ?」
笑いながら言う私に彼は


「ほんと?声かけられてもついてっちゃ
だめだよ?」


またも心配そうな彼




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