この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ユウガオ
第3章 確信と疑惑
「行かないよっ」
彼の頭をぽんぽんとすると
「俺から離れてっちゃダメだよ」
少し悲しそうな顔でいう彼
ずるいよね
私はあなたの一番にしてくれないのに
あなたは私の一番になりたがる
彼の指輪のない手は奥さんとの
不仲を語ってるのか
それとも帰ったらつけるのか
どっちだろう…
今だに私は彼を知らないことだらけ
〜♪〜まもなく…〜
車内アナウンスが到着を知らせる
駅を降りればいい香りがした気がした
「先ホテルチェックインしようか!」
彼はツインベッドを予約してた