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横浜発 7:54
第1章 J
7:54横浜発の根岸線下り列車に1駅乗る。
降りると、毎朝そこはどこから集まったのか疑問に思う程の人、人、人で。

ギューギューの電車は、いつも乗る位置が決まっている。
私が毎朝乗るそこは駅の階段付近より少しずれた車両だ。

そんな風に毎朝同じドアから乗る人はたぶん多くて。
周りのメンツは結構毎朝一緒だったりする。

あの人はいつも本を読んでる。
あの人とあの人は毎朝スマホ。
あの人はいつも書類を読んでて
あの人はいつも音楽を聞いてる。

毎朝、1駅だけ同じ空間で過ごす時間は
結構みんな毎朝同じ動作をしている。

そんな中、一人背の高いイケメンがいるなぁ、と思って見てたんだっけ。

すっかり忘れてた。

そりゃぁ、知った顔のはず。
よく電車で見てるんだから。

それでもその人は毎朝決まって乗ってるわけではなくて、
週の半分ぐらいは乗っていない。
出張かな、と思ったり。直行かな、と思ったり。

でも、この車内以外に街中で会うなんて思ってもみなかったし
期待もしていなかった。

だから本当に会った時に電車のあの人だとはまさか気付かずに
実際に知り合いかと思って挨拶しちゃった。
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