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仕置きの館
第4章 願い、そして……
『朝だ。
よし、3人共起床しているな?
朝食に向かう!』



なつみはあのまま起きていた。


息をころして、
佐久真に意識を集中していたのだ。





明け方にまた「グゥー……………」と微かなイビキが耳に入ってきた。



佐久真は先頭を歩きながら、
左手首の腕時計型携帯に文字を打ち込んでいる。




(起床した、食堂に向かう………かな?
それとも、
わたしたちの起床の様子とか?)


昨日、
個室で我を忘れたように佐久真が放ったセリフ。


〔私の出世を潰す気かぁっ!!___〕



あのセリフを聞いてから、
佐久真の言葉や動きが気になってきた。





_____もしかしたら。
逐一報告するのは、
わたしたちの更生状態よりも自分の手柄のためなんじゃないのかな……………………







咲子の作業着の背中を見ながら、
なつみは考えあぐねた。





____わたしは、
バイトしてそのまま結婚したけど。
バイト先でだって店長や主任は争ってるみたいだった。
女の子たちの人間関係と違ってて、
出世争いって大変そう。




疎いなつみにもそのくらいは分かる。




『わぷっ!』
考えごとをしていたら、
咲子の背中にぶつかった。



佐久真が振り返ってギロリと睨んでくる。

(ひっ!)




なつみは「す、すみませんでしたっ」と頭を下げた。





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