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仕置きの館
第2章 刑罰開始
『よし、
戻ったな。では付いて来なさい。
就寝部屋に向かう!
5人の看守はこの男だ』
なつみをトイレに連れて行った男が指された。
『はっ!』
敬礼して一歩出る。
『佐久真【さくま】だ。
力の限り君たちを更正させる』
何よ、更正って!
犯罪者じゃないの……………………
佐久真はきびきびした所作で5人を率いた。
東条はその場から去って行った。
無言で歩く。
階段を昇る。
3階に着くと、
また長い廊下がある。
廊下を進む。
〔西の1〕と表札のような立て札がある。
『ここが君たちの就寝部屋だ』
ドアがない。廊下から見ると凹んだ入り口があるだけ。
お年寄りの介護施設の大部屋みたい。
中は広い。
入ってすぐ洗面所と、トイレ。バスルーム?すりガラスの扉があった。
畳がある。
12畳くらい……………?
隅に布団が畳んである。枕と…………
雑魚寝ってこと?
なつみは悲しくてまた涙が出た。
皆、口を開かない。
開けないのだ。
『脱走は無駄だ。洗面・手洗い・浴場があるだけ良いと思え。
また、私語厳禁。
就寝時間帯は私が入り口で立っている。
心して服すように!
この部屋でも更正プログラムに則り合同訓練をすることもある。
清潔に保つこと』
え………………
合同訓練って、何よ……………?
『では、
これから各自個人訓練に向かう』
佐久真が言うと、
どこに居たのか?
男が4人顔を出した。
うち一人は佐藤さんに付いてた男だ。
『3番、佐藤春香。
行くぞ』そう言うと、
強引に佐藤さんの細い腕を引っ張る。
戻ったな。では付いて来なさい。
就寝部屋に向かう!
5人の看守はこの男だ』
なつみをトイレに連れて行った男が指された。
『はっ!』
敬礼して一歩出る。
『佐久真【さくま】だ。
力の限り君たちを更正させる』
何よ、更正って!
犯罪者じゃないの……………………
佐久真はきびきびした所作で5人を率いた。
東条はその場から去って行った。
無言で歩く。
階段を昇る。
3階に着くと、
また長い廊下がある。
廊下を進む。
〔西の1〕と表札のような立て札がある。
『ここが君たちの就寝部屋だ』
ドアがない。廊下から見ると凹んだ入り口があるだけ。
お年寄りの介護施設の大部屋みたい。
中は広い。
入ってすぐ洗面所と、トイレ。バスルーム?すりガラスの扉があった。
畳がある。
12畳くらい……………?
隅に布団が畳んである。枕と…………
雑魚寝ってこと?
なつみは悲しくてまた涙が出た。
皆、口を開かない。
開けないのだ。
『脱走は無駄だ。洗面・手洗い・浴場があるだけ良いと思え。
また、私語厳禁。
就寝時間帯は私が入り口で立っている。
心して服すように!
この部屋でも更正プログラムに則り合同訓練をすることもある。
清潔に保つこと』
え………………
合同訓練って、何よ……………?
『では、
これから各自個人訓練に向かう』
佐久真が言うと、
どこに居たのか?
男が4人顔を出した。
うち一人は佐藤さんに付いてた男だ。
『3番、佐藤春香。
行くぞ』そう言うと、
強引に佐藤さんの細い腕を引っ張る。