この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
仕置きの館
第1章 嵌められた手錠
画面にはスーツ姿の男が2人映っていた。
(えっ……………なに??)
清々しい朝に似合わない、
張りつめたような顔つきだ。
『鮎川なつみさんですね?
___警察ですが』
インターホンから聞こえてきたセリフに、
なつみはぽかんとした。
『けけけ警察?!
あのっ、何かあったんですか??』
(ユウくんが事故を起こしたの?!
事件に巻き込まれた?!)
青ざめ、
血の気が引いていく。
ダンナ様は昨日から海外出張だ。
行き先は香港。
支社がある。
(あっちで巻き込まれたとか…………!?)
到着した時・夜・今朝とラブラブメールをくれたばかりだ。
慌ててチェーンを外した。
180センチはあろうかという、
肩幅の広い男が2人。
『あのっ、ユウくんに何があったの?!』
なつみはパニック状態で男のスーツの袖を掴む。
『鮎川なつみさんですね?
家庭怠慢罪で礼状が出ています』
カチャリと手首に冷たい金具が嵌まる。
『へ………………?』
なつみは文字通り口をあんぐり開いた。
『強制連行します』
男2人はなつみを軽々と抱えた。
『えっ?!ちょっと、何するの!』
バタバタ暴れるなつみ。
何が何だか訳が分からない。
『暴れるな!
夜の勤めを怠った証拠はあるんだ』
男のドスの利いた怒鳴り声。
なつみはパニック状態にキツく怒鳴られ、
『ひっ…………!』と強張る。
何事か分からぬまま、
パトカーに乗せられて連行されてしまった…………………
(えっ……………なに??)
清々しい朝に似合わない、
張りつめたような顔つきだ。
『鮎川なつみさんですね?
___警察ですが』
インターホンから聞こえてきたセリフに、
なつみはぽかんとした。
『けけけ警察?!
あのっ、何かあったんですか??』
(ユウくんが事故を起こしたの?!
事件に巻き込まれた?!)
青ざめ、
血の気が引いていく。
ダンナ様は昨日から海外出張だ。
行き先は香港。
支社がある。
(あっちで巻き込まれたとか…………!?)
到着した時・夜・今朝とラブラブメールをくれたばかりだ。
慌ててチェーンを外した。
180センチはあろうかという、
肩幅の広い男が2人。
『あのっ、ユウくんに何があったの?!』
なつみはパニック状態で男のスーツの袖を掴む。
『鮎川なつみさんですね?
家庭怠慢罪で礼状が出ています』
カチャリと手首に冷たい金具が嵌まる。
『へ………………?』
なつみは文字通り口をあんぐり開いた。
『強制連行します』
男2人はなつみを軽々と抱えた。
『えっ?!ちょっと、何するの!』
バタバタ暴れるなつみ。
何が何だか訳が分からない。
『暴れるな!
夜の勤めを怠った証拠はあるんだ』
男のドスの利いた怒鳴り声。
なつみはパニック状態にキツく怒鳴られ、
『ひっ…………!』と強張る。
何事か分からぬまま、
パトカーに乗せられて連行されてしまった…………………