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仕置きの館
第3章 共同訓練
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『はあっ…………はー、はー、はー………………………』

なつみは作業着を着てからも肩で息を吐く。


咲子は座り込んで呆然と呆けている。



腰ベルトは看守たちに回収され、
女たちは皆ぐったりしていた。



『よし、今日の合同訓練はここまでっ!!
各自個別の更生プログラムに戻るように。』
東条の声が響き渡る。




なつみはボーッとした。


あんな、あんな快感があるなんて………………!!


頭がおかしくなったと思う。


わたしじゃないみたい…………



腰を振ったことなんてなかった。
そんなのはAVの世界の作り物で、
優しくてあたたかい……包み込まれるようなのがsexだと思ってた。





なつみは呆けた頭でも、
自分が今味わった快感が〔ホンモノ〕だと認識していた。



膝がガクガク震えている。



女たちは、
それぞれの就寝部屋の看守に連れられ食堂を出てゆく。




『_____わかったか?
どれだけ浅はかだったか』

佐久真がなつみに問う。

なつみは初めて体験した、
とてつもない快楽にただ驚いている。

答えられずにいると、
佐久真は『クッ』と嘲笑した。
『だから言ったろう。
所詮、ここに来る女どもはその程度の人間ばかりだ。
本当に夫婦生活を最高のモノにするための努力や自己犠牲はしていないということだ。
セックスレスになるのは至極当然のこと。
男は社会的な生き物だ。
帰宅し、極上の快楽を与えてくれる妻がいたらどうだ?
分かるだろう、お前にも。自宅がユートピアになるのだよ。

____ちなみに角に塗った毒は、
感度を最高潮にし〔快楽〕を体に覚えさせる役割がある』






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