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仕置きの館
第3章 共同訓練
佐久真の言っていることは、
男性にのみ都合のいい屁理屈みたいだ。


だけど___……………



あの快楽をパートナーといっしょに味わえたら。


そう思うと、
一概に「ヒドい!」とも言えないわ。





なつみは納得できないのに、

体は正直で。




蜜壺はジンジン痺れを残しているし、
くたくたに疲れているのに内心まだ足りないと思う。




_____あんな、あんなにスゴイなんて。




わたしがしてきたコトは、
何だったの…………………………………………?



そんな疑問符が浮かぶ。



『起立せよ!
戻るぞっ!』
佐久真はキツい口調で命令した。



なつみは咲子の乱れたウェーブヘアを見ながら、
襲いかかりたい衝動に駆られた。


もっともっとしたい。
されたい。


下腹は熱く疼く。


こんな感覚初めて……………



咲子の後を歩きながら、
早く早く…………
と次の訓練を欲していた。






















また、螺旋階段を上がると別の棟に出た。

佐久真は左手首の腕時計型携帯を翳し、
開錠する。


カチャリと音がして扉が開く。


無言でついてゆく。


建物は迷路のようだ。
そもそも何階建てなのかもわからないし、
〔西の1〕がどこだったかすらわからない。


   
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