この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第11章 表裏一体
~side結翔~
結翔は珍しく動揺した。出て来たと思った雅は結翔の肩にトンっと凭れたのだった。
「ごめんなさい…」
そう言いながらキュっと結翔の服の裾を掴んでいた。
どうする…
どれが正解だ?
普通なら…
でも『普通』で正解なのか?
あぁ…もう…ッ
考えるよりも今の状況を見つめる方を選んだ結翔は、そっと雅の肩を抱いた。
「俺の方こそさ…しっかり話聞いてやれないでごめん。」
「私の方も。ごめんなさい…」
そう言いながらキュッと涙を拭うと下から見上げてにこりと笑いかけた。
「ごめんなさい…」
そう言いながらキュっと結翔の服の裾を掴んでいた。
どうする…
どれが正解だ?
普通なら…
でも『普通』で正解なのか?
あぁ…もう…ッ
考えるよりも今の状況を見つめる方を選んだ結翔は、そっと雅の肩を抱いた。
「俺の方こそさ…しっかり話聞いてやれないでごめん。」
「私の方も。ごめんなさい…」
そう言いながらキュッと涙を拭うと下から見上げてにこりと笑いかけた。