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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第13章 涙で滲む夜
「それだけ?」
「うん…」
まただ…
また襲ってくる…
チクリとする胸の痛み…だけど…
昼間の陽の時と・・・
少し…
…‥ーチガウー‥…
携帯を持ってきてくれた結翔の手から受け取ると俯いたまま雅は結翔の横を通り部屋に行こうとした。
…が、それを簡単に許すほど結翔は甘くなかった。キュッと手首を掴まれて引き留められた。
「待てよ。」
「…ごめんなさ」
「ごめんなんか聞いてねぇよ。」
「…ッ」
「本当に何にもないならここに居ればいいだろ。」
「それは…ッ」
「うん…」
まただ…
また襲ってくる…
チクリとする胸の痛み…だけど…
昼間の陽の時と・・・
少し…
…‥ーチガウー‥…
携帯を持ってきてくれた結翔の手から受け取ると俯いたまま雅は結翔の横を通り部屋に行こうとした。
…が、それを簡単に許すほど結翔は甘くなかった。キュッと手首を掴まれて引き留められた。
「待てよ。」
「…ごめんなさ」
「ごめんなんか聞いてねぇよ。」
「…ッ」
「本当に何にもないならここに居ればいいだろ。」
「それは…ッ」