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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第14章 揺らめく、キス
「乗って?」
「ん…」
そうして後部座席に乗り込んだ雅。そのまま車を走らせてショッピングモールの上方の駐車場にわざと上っていく。やはり近く…近くという人間の心理と逆をついている為か上に上れば上るほど車の台数は減っていく。そんな中で駐車場入り口からも店内入り口からも一番と言っていいほど遠い場所に車をおいた宮田。後部座席に体を移すと指を絡め、頬を撫でる。
「あの…やっぱり…」
「ん?…なに?」
そういいながらゆっくりと顔が近付いてくる。
唇が重なり…
小さな温もりを分かち合う。
「ん…」
そうして後部座席に乗り込んだ雅。そのまま車を走らせてショッピングモールの上方の駐車場にわざと上っていく。やはり近く…近くという人間の心理と逆をついている為か上に上れば上るほど車の台数は減っていく。そんな中で駐車場入り口からも店内入り口からも一番と言っていいほど遠い場所に車をおいた宮田。後部座席に体を移すと指を絡め、頬を撫でる。
「あの…やっぱり…」
「ん?…なに?」
そういいながらゆっくりと顔が近付いてくる。
唇が重なり…
小さな温もりを分かち合う。