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第16章 抱くコトの意味 ～side 和～

それから数時間後に打ち合わせも終わった。そんな時だった、宮田は結翔に声をかけた。

「結翔さん、ちょっといいですか？」
「ん？何？」
「明日さ、奥さん借りてもいいですかね」
「は？雅？」
「えぇ。そうです」
「借りるって…どうすんの？どこつれてく訳？」
「いや。ちょっと俺が話しあって。」
「うん、まぁ雅がタイミング？あえばだけど。」
「そう？ならＯＫって事で…？」
「まぁまぁ、いいよ」

そうして結翔の許可も貰った宮田。とはいえ、実の所は雅がメールを入れていたのだ。