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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第16章 抱くコトの意味
~side 和~
腕の中のこの人は
俺の恋人でも何でもないのに…
結翔さんの相手…
解ってんのに…
だめだ…
止めてやれない…
そうして宮田は首筋に唇を滑らした。
気付くと服の裾から手は入り込んでいく。
「アッンァ…」
小さく漏れる吐息の雅を抱き上げると宮田は広くきれいに整えられているベッドに連れて行く。ゆっくり降ろすと再び唇を重ね、早々に舌を割り込ませる…
「…ン…チュク…」
「チュク…クチュ」
「…ッン…フゥ…ン////」
甘ったるいほどの吐息
たばこの香り
結翔とは違う香水…
それらが次第に雅の感覚を支配していく。