この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第17章 歩み寄る心
俯きながら歩き出した時だった。雅の携帯に着信がきた。
「もしもし」
『どうした?』
「いえ…あの…」
『ん?何?』
「…今日って帰りどうなりますか?」
『今日はちょっと遅くなるかな。何で?』
「いえ…解りました」
そうしてなんて言うこともなくすぐに電話は切れた。
仕事中にも関わらず電話をくれた。
何だろう…
こんな小さい事で
心が高鳴る…
それよりも…
何でこんなに泣きたくなるんだろう…
そう思うと我慢してる様な気持ちの中空を見上げた。秋口の空は高く…キリッと澄んだ空は雅を見下ろしていた。
「もしもし」
『どうした?』
「いえ…あの…」
『ん?何?』
「…今日って帰りどうなりますか?」
『今日はちょっと遅くなるかな。何で?』
「いえ…解りました」
そうしてなんて言うこともなくすぐに電話は切れた。
仕事中にも関わらず電話をくれた。
何だろう…
こんな小さい事で
心が高鳴る…
それよりも…
何でこんなに泣きたくなるんだろう…
そう思うと我慢してる様な気持ちの中空を見上げた。秋口の空は高く…キリッと澄んだ空は雅を見下ろしていた。