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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第21章 ひとりぼっちの夜
「背は?高い?」
「ん、どの位かなぁ」
「wing'sで言うと?」
「…それ例えなきゃだめ?」
「もしかして…結翔様に似てるとか!」
「まぁ、それなりに。でも不器用で、照れ屋で…」
そうやって説明をする雅。【結翔】と言う単語にドキリとしながらもこうして話すことが出来るのは嬉しかった。
堂々と名前は出せない
手を繋いで街を歩くこともままならない
それは解っている事
でも…
結翔君が居てくれるから私は幸せなんだ…
そう心から思えるように変わってきた。それが陽にも通じたのだろう。
「ん、どの位かなぁ」
「wing'sで言うと?」
「…それ例えなきゃだめ?」
「もしかして…結翔様に似てるとか!」
「まぁ、それなりに。でも不器用で、照れ屋で…」
そうやって説明をする雅。【結翔】と言う単語にドキリとしながらもこうして話すことが出来るのは嬉しかった。
堂々と名前は出せない
手を繋いで街を歩くこともままならない
それは解っている事
でも…
結翔君が居てくれるから私は幸せなんだ…
そう心から思えるように変わってきた。それが陽にも通じたのだろう。