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第23章 新たな一面

そんな雅を察したのか陽は笑いかけた。

「でも男の人って写真苦手だって人たくさんいるし。」
「…んー」
「違うの？」
「仕事では撮られてるし仲間内でもよく撮るみたいだけど…」
「だからじゃない？」

そう言いながら笑っていた。２時間もしてもう間もなく列が動き出そうかと言う時には雅達の前に２列の折り返しがあった。

そうこうしてると動き出す。じわりじわりと動き出す中で音楽を聴いている人や携帯でツイートしてる人…様々な人間模様が見て取れた。

しかし初めての参加となる雅にはただ陽とはぐれないように心がけるだけだった。