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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第23章 新たな一面
もうじき入り口が目前に迫るという時だった。目の前にいた小さい女の子が親に話している。
「寒いぃ!」
「仕方ないでしょ。」
「だけど…ママのそれ貸して?」
「そしたらママ寒いもん。」
そう、上着にマフラーの母親に対して子供はつなぎを着ていた。それも半袖に近い五分袖くらいか…
時期は12月入って時期だった。
マフラーこそしていたその子だが見ていても明らかに寒そうだった。
そんな女の子に後ろからふわりと自分の付けていた大判のストールを掛けた雅。
「え?」
「風邪、引いちゃうよ?せっかくなんだもん。使って?」
「寒いぃ!」
「仕方ないでしょ。」
「だけど…ママのそれ貸して?」
「そしたらママ寒いもん。」
そう、上着にマフラーの母親に対して子供はつなぎを着ていた。それも半袖に近い五分袖くらいか…
時期は12月入って時期だった。
マフラーこそしていたその子だが見ていても明らかに寒そうだった。
そんな女の子に後ろからふわりと自分の付けていた大判のストールを掛けた雅。
「え?」
「風邪、引いちゃうよ?せっかくなんだもん。使って?」