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第23章 新たな一面

全く見ず知らずのおじいさんにお茶をごちそうになった。

こんなこともあるんだと思いながらも雅はコクリと貰ったお茶を飲んだ。

そうして開場になり中に入る。外気から遮断される為当然ながらも暖かい。

トイレに行きアリーナ席に向かう。予想通りの完全目の前。人１人遮るものはなく直での距離。

でもトロッコやサブステージに移動すれば見えにくくなる物のほとんどがやはりメインステージになるため陽は泣きそうになっている。

「やっばい！雅ぃ…」
「近いよね…陽でも初めて？」
「初神席だよ！」

そう言っているとまたしてもメールが来る。