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第24章 触れたい…あなたに…

「どうした？何。」
「…////」

答えることができない雅。そんな雅をソファ越しにそっと抱きしめた結翔は耳もとで囁いた。

「ん？何？」
「今日は…見つけてくれてありがと…」
「見つけるって言ったろ。ｸｽｸｽ」
「…ん」
「それで…何？」
「…え？」
「さっき何て言った？…雅…？」
「…さっき？」

そう。名前で呼んだことを聞いているという事はすぐに察しがついた物の言えずに腕からするりと抜け出ると俯いたまま浴室に向かおうとした。

「私…お風呂入ってくる…」
「はいはい」

そうして雅を見送る結翔。