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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第24章 触れたい…あなたに…
本当ならばすぐにでも行きたい…そう願うのに…心と体は反比例を起こす…
カタン…
ふと触れた扉が音を鳴らす。そんな音に結翔は体を向けた。
「どうした?遅か…ッ」
顔を背け、背中を向けた雅。
立ち去るにも立ち去れない。
さっき以上に足が動かない……
もう消えてしまいたい
そう思いながらもくらくらとし始めた時だった。後ろからトンっと軽い重さと同時に腕が回ってくる。
「さっきもそうだけど…雅?何考えてる?」
「な…にって…」
「俺だって男な訳よ。忘れてるかも知れねぇけど?」
カタン…
ふと触れた扉が音を鳴らす。そんな音に結翔は体を向けた。
「どうした?遅か…ッ」
顔を背け、背中を向けた雅。
立ち去るにも立ち去れない。
さっき以上に足が動かない……
もう消えてしまいたい
そう思いながらもくらくらとし始めた時だった。後ろからトンっと軽い重さと同時に腕が回ってくる。
「さっきもそうだけど…雅?何考えてる?」
「な…にって…」
「俺だって男な訳よ。忘れてるかも知れねぇけど?」