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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第26章 切ない光のエトセトラ~cf.1~

そう笑う相手に覆い被さると結翔は髪を撫で耳元に顔を寄せる。
「…離れんな」
「え?」
「……俺だけ見て?」
「…ん////」
寝起きのせいだろう、いつものwing'sとしての結翔の声とも、普段話す低めの声とも違う、少し掠れたような声だった。
ずるいよ…
昨日の今日だよ?
それで…
こんな声で…
聞いたこと無いような
「結翔…ぉ////」
「何?」
「…好き…」
そう言いながら雅は結翔の頭を抱き抱えるように腕を回す。そっと上体を起こして結翔は雅の頬を撫でた。
「知ってるよ…」
「…離れんな」
「え?」
「……俺だけ見て?」
「…ん////」
寝起きのせいだろう、いつものwing'sとしての結翔の声とも、普段話す低めの声とも違う、少し掠れたような声だった。
ずるいよ…
昨日の今日だよ?
それで…
こんな声で…
聞いたこと無いような
「結翔…ぉ////」
「何?」
「…好き…」
そう言いながら雅は結翔の頭を抱き抱えるように腕を回す。そっと上体を起こして結翔は雅の頬を撫でた。
「知ってるよ…」

