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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第33章 好き…キライ…愛してる

何度も聞き慣れたものの突然聞かされた結翔の心。それでも雅の涙は止まらず、身を小さくしていた。
「好きになるわけねぇだろ。」
「…でも」
「その前に…」
壁にドンッと押さえるとそのまま見つめて話し出した。
「俺は雅以外要らない。雅居るのに他の女なんて必要ねぇだろ」
「…ッ」
「さっきの嘘は聞かなかった事にしてやる」
「…結翔…ッ」
「俺は…いつだって雅の事信じてる。それを押しつけることはしない。信じるも信じないも人それぞれの価値観だから。」
「結翔…?」
すっと離れる結翔。
そのまま1歩…2歩…3歩と離れた。
「好きになるわけねぇだろ。」
「…でも」
「その前に…」
壁にドンッと押さえるとそのまま見つめて話し出した。
「俺は雅以外要らない。雅居るのに他の女なんて必要ねぇだろ」
「…ッ」
「さっきの嘘は聞かなかった事にしてやる」
「…結翔…ッ」
「俺は…いつだって雅の事信じてる。それを押しつけることはしない。信じるも信じないも人それぞれの価値観だから。」
「結翔…?」
すっと離れる結翔。
そのまま1歩…2歩…3歩と離れた。

