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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第33章 好き…キライ…愛してる

「クス…その嘘は聞かなかったことにしたって言ったろ?」
「それに…私…信じても不安になるし」
「だから?」
「私…」
「…面倒くせぇな。俺のこと好きか嫌いか。雅の中に必要かどうか…それでいいだろ?」
好きか…嫌いか…?
必要か…要らないか…
その尺なら…
答えなんて出てる…
ゆっくりと、しかし溜まらずに雅は結翔の腕の中に飛び込んで巻き付いた。
「私…」
「なんだよ…」
「…ごめんなさい」
「何が?」
「結翔の事…好き…」
「クハ…何だよ、一体」
「待って…あの…」
そっと離れると背伸びをして首に巻き付いた雅は結翔の耳に唇を寄せた。
「あの…」
「何?」
「……ッてる」
「聞こえない」
「……愛してる」
「それに…私…信じても不安になるし」
「だから?」
「私…」
「…面倒くせぇな。俺のこと好きか嫌いか。雅の中に必要かどうか…それでいいだろ?」
好きか…嫌いか…?
必要か…要らないか…
その尺なら…
答えなんて出てる…
ゆっくりと、しかし溜まらずに雅は結翔の腕の中に飛び込んで巻き付いた。
「私…」
「なんだよ…」
「…ごめんなさい」
「何が?」
「結翔の事…好き…」
「クハ…何だよ、一体」
「待って…あの…」
そっと離れると背伸びをして首に巻き付いた雅は結翔の耳に唇を寄せた。
「あの…」
「何?」
「……ッてる」
「聞こえない」
「……愛してる」

