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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第36章 証
その夜は2人抱き合って眠りについた。


そして目が覚めたこの日の朝…

自分の横の空間がなにやら広い…
そう感じた雅はハタリと目を覚まして起きた。

時間は7時少し前…

「結翔…?」

…まさかの結翔がいない、こんな朝は珍しかったのだが次の瞬間に雅は部屋を慌てて出た。

『ぅわっち!』
「結翔?どうした…の?…って…何?」
「あ…雅…おはよう」
「おはよ…てそれ…」
「たまには俺が朝ご飯作ろうかなって思って…でもやっぱ…変わるわ…」

そう言う結翔は人差し指を舐めている。そんな結翔の手を取り雅は水で洗い出した。
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