この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第8章 踏み出す一歩の道
「予定より…早かったですね」
「うん。順調でね、けがもなく終わったよ。」
「よかった…」
ほっと安堵の表情を見せた雅をバックミラーで見た結翔。クスリと笑うと結翔は構うことなく車を走らせた。
「今日1日何してた?」
「え?」
「だからさ、今日。何してた?」
「これと言って…名前…書けなかったです」
「名前?」
「ん…」
「名前って何の?」
「あの…」
そこで口を濁した雅に気付いたのか結翔はピンと感づいた。
「婚姻届のこと?」
「うん…」
「そっか。いいよ、突然すぎて戸惑ってんでしょ?少し間あけて整理つけてからで良いし。」
そうして早くに食事会場に着いた。
「うん。順調でね、けがもなく終わったよ。」
「よかった…」
ほっと安堵の表情を見せた雅をバックミラーで見た結翔。クスリと笑うと結翔は構うことなく車を走らせた。
「今日1日何してた?」
「え?」
「だからさ、今日。何してた?」
「これと言って…名前…書けなかったです」
「名前?」
「ん…」
「名前って何の?」
「あの…」
そこで口を濁した雅に気付いたのか結翔はピンと感づいた。
「婚姻届のこと?」
「うん…」
「そっか。いいよ、突然すぎて戸惑ってんでしょ?少し間あけて整理つけてからで良いし。」
そうして早くに食事会場に着いた。