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いとかなし
第19章 おもうこころは まだよぶかきに
皮膚の上をすらりと唇がなぞっていく。
「…啓司さ…」
諭される様に柔かく鎖骨を食まれる。
「…っ…啓司…優しく、しなくてもいいよ…」
唇が離れて、糸を見つめる。
「私は…どんな啓司でも好きだから…」
「そんなこと言って大丈夫?」
え?と首を傾げる糸。
「俺、あんな電話ではい、解決なんて気持ちにならないよ?今だって噛み付きたいくらい嫉妬してる」
「…いいよ」
「え?」
「噛み跡ぐらい付けて、啓司のものだって知らしめて」
思い詰めた様な真剣な糸に、啓司はキスを一つ落とす。
「そうだな、キスされたくらいでフラつく悪い子にはお仕置きが必要だな」
糸を膝から下ろし、引き出しを開けた。
「…啓司さ…」
諭される様に柔かく鎖骨を食まれる。
「…っ…啓司…優しく、しなくてもいいよ…」
唇が離れて、糸を見つめる。
「私は…どんな啓司でも好きだから…」
「そんなこと言って大丈夫?」
え?と首を傾げる糸。
「俺、あんな電話ではい、解決なんて気持ちにならないよ?今だって噛み付きたいくらい嫉妬してる」
「…いいよ」
「え?」
「噛み跡ぐらい付けて、啓司のものだって知らしめて」
思い詰めた様な真剣な糸に、啓司はキスを一つ落とす。
「そうだな、キスされたくらいでフラつく悪い子にはお仕置きが必要だな」
糸を膝から下ろし、引き出しを開けた。