この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
いとかなし
第21章 きみにより おもいならいぬ
一階に下りていくとそこには啓司が朝ごはんを用意していた。

テーブルにはもう包み終わったお弁当箱。

「「いただきます」」

笑顔で食卓を囲み、足元には2匹の猫。

洗濯物を干しながら、こんな毎日が続けばいいと願う。

何でもない当たり前の日々に一番愛しい人がそこにいる毎日。

「糸、行ってきます」

「行ってらっしゃい!」

からりと玄関を開けた啓司はふと踵を返す。

「忘れ物!」

ちゅっと糸の唇にキスを一つ。

「ふふっ、行ってらっしゃい、気をつけてね」

「あ、もう一つ忘れ物した」

「えー?何?」

糸の左手を握ると、薬指にキスをする。

「…え?」

「俺の奥さんになってくれる?」

「え…ぇ…?」

「結婚しよう、糸が誰よりも愛しい人だから」

にっこりと笑った啓司は糸が最も愛した笑顔だった。










end
/232ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ