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いとかなし
第21章 きみにより おもいならいぬ
湯あたりした糸をバスタオルに包んでベッドに寝かせる。
水を汲んだグラスを持って、部屋に戻る。
「…無理、しないでね」
「…してないよ、糸にしてあげて事で無理したことなんて一つもない」
含んだ水を口移しで糸に流し込む。
「糸…俺さ…糸が好きだよ、好きで好きで…どうしたらいいのかわからなくなる、ちゃんと年上らしくリードしたいし、余裕を持って接したいのに…」
糸はそんな啓司に微笑む。
「大好き」
啓司は目を丸くして、がくっと項垂れる。
「糸には敵わないな…惚れた弱み、だよね…」
んっと唇を突き出してキスを求めた。
啓司は満面の笑みでキスを落とした。
永くて短い夜が始まる。
何度もキスをして、指を絡めて、身体を重ねた。
でも、まだ足らない。
水を汲んだグラスを持って、部屋に戻る。
「…無理、しないでね」
「…してないよ、糸にしてあげて事で無理したことなんて一つもない」
含んだ水を口移しで糸に流し込む。
「糸…俺さ…糸が好きだよ、好きで好きで…どうしたらいいのかわからなくなる、ちゃんと年上らしくリードしたいし、余裕を持って接したいのに…」
糸はそんな啓司に微笑む。
「大好き」
啓司は目を丸くして、がくっと項垂れる。
「糸には敵わないな…惚れた弱み、だよね…」
んっと唇を突き出してキスを求めた。
啓司は満面の笑みでキスを落とした。
永くて短い夜が始まる。
何度もキスをして、指を絡めて、身体を重ねた。
でも、まだ足らない。