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新しい生活
第2章 視線
お付き合いして、暫くだったある日、彼から一度、息子さんを紹介したいと言われた。

私としては、複雑な部分もあったが、はい。と返事をした。

彼曰く、大人しい子らしく、医科大に通っているとの事であった。
…うまくやっていけるかな? そういう不安の方が先立った。


彼とのデートは、仕事が終わってから外で会う事が多く、その日も、夜とはいえ、都内は熱風が吹くとじんわり汗ばむ位だった…
その夜は、息子さんも交えてのお食事をしようと、事前に彼から言われていた。


「おまたせ…」約束の時間に少し遅れてきた彼は、申し訳なさそうに言った。

「ううん…私もついたばかりなんです…」と少し微笑んで返事をした。

その日は、午後から妙に身体が熱かった…
月に一度、どうしても敏感になる時がある。

恥ずかしい話だが、通勤の車内でたまに、痴漢かな?と思う時がある…
そういう時期に当たる時だと、どうにもならない時がある…


「そこのホテルのレストランを予約してるから…、そこに息子も来てるから、行きましょう」と言われ私は彼について、いった…















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