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先輩じゃないとダメなんです
第2章 会う楽しみ、会えない悲しみ

カシャ
「えっ」
「ホーム画にしよっと」
「ちょ先輩??!!」
「またそれ…」
あっ。つい先輩とつけてしまう。
あれだ、パパと呼んでいたのを急にお父さんにする難しさと恥ずかしさと同じだ。
「慣れるまでお待ちください… それより写真…!」
「あほ面してる」
目の前にあるスマホの画面にはなんともまぬけな顔をした自分の顔があった。
「ほんとに勘弁して下さい…」
「じゃあ大人しくしてて?」
と言うと同時にすっと顎を掬われ…
チュッ
軽く触るような優しいキス。

