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先輩じゃないとダメなんです
第2章 会う楽しみ、会えない悲しみ

未だに先輩と付き合ってることが夢のよう。
未だにいちいちニヤニヤしながらメッセージのやりとりをしている私は異常なのだろうか…。
だから突然の着信に驚いて携帯を落としそうになった。
いつもは何時に通話しようとか決めてからだったから。
急いで部室から飛び出して、【応答】を押した。
り〔もしもし??〕
た〔もしもし、部活中ごめん〕
り〔大丈夫ですよ。どうしました??〕
た〔ん〜?疲れたからちょっと声聞きたくなった。〕
り〔またそうさらっと嬉しいことを…〕
た〔事実だよ〕
り〔ありがとうございます… でも疲れたって入学式おわっただけじゃないですか〕
た〔ま、そうだけど。〕
り〔大学…羨ましいです…〕
た〔りいが大学1年のとき、俺は新社会人かぁ〜〕
り〔う〜、そう言われると年の差を感じます…〕
た〔だけどこの差がなかったら出会ってなかったかもよ?しっかりりい支えれるようになるから。〕
り〔この電話だけでも十分支えられてますよ…。〕
た〔俺こそ救われてるよ。元気でたし。あ、そうそう〕
り〔??〕
た〔GW遊びにこない?〕
り〔えっ、こないって、どこにです………?〕
た〔俺んち、そん時兄貴もいないし。〕
り〔いいんですか…!〕
た〔もちろん。なかなか会えないし。〕
り〔めっちゃ行きたいです!!〕
た〔特別なんかあるわけじゃないけど。デートぐらいしたいしね?それにGWなら泊まれるでしょ?とりあえず予定あけといて。〕
り〔了解です!!〕
た〔部屋掃除しなきゃな〜、というか長々ごめん。時間大丈夫?〕
り〔あっ、もうそろそろ昼休みおわっちゃいますね…〕
た〔また夜にでも連絡するよ〕
り〔はい!まってますね〜!〕
た〔じゃ、がんばってな。〕
プツッ
ふぅ… 。先輩の家… 緊張する…。
家って……あんなこととか…?
まっまさかね!!!
でも楽しみ!!
とりあえず
のこりの部活がんばろっ!
私は超上機嫌で部室に戻った。

