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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第15章 AM10時の光景

次の日、出勤前にアズから電話があった。
「なかなか休み合わないねー。もう、サラ不足だよ…。サラが足りなくて、力が出ないよぉー。」
「ふふふ。アズってば、甘えてもだめぇ。」
「また、抜き打ちで仕事帰り突撃しちゃおっかな?」
「無理はしないでね。嬉しいけど。ねぇ、アズ?」
「んっ?」
「アズはうちの店、朝も来てるんだよね?」
「そだよ!」
「何時に来てるの?」
「10時かな?どうしたの?急に。」
「朝のアズも見てみたいなって思ったの。」
「午後出勤のサラは、絶対見れないね。」
アズがそう言ってクスクス笑った。
「アズ、うちの店で人気らしいよ。イケメンだから…。」
「そうなの?それは光栄だね!」
「朝も誰かと仲良しなの?」
私の質問にアズが一瞬黙って、フフッと笑う。

