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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第3章 出逢い

しばらくそうして、観察する事でわかった事がある。
オジサンの日は、PM2時半。
お兄さんの日は、PM2時にパッカー車がやってくる。
オジサンとお兄さんどっちが来るかは、当日までわからない。
曜日とかは関係ないみたいだ。
今日は、もう少し話してみようかな?
そんな事を考えてみるけど、なかなか声を掛けられない。
何かタイミングとかあればいけるんだろうけど…。
お兄さんが気になり始めて、もう3ヶ月が過ぎた。
でもいまだに、「こんにちは」の挨拶しかしていない。
ただ見るだけの日々だったけど、PM2時からの少しの時間が私には楽しみで仕方ない時間になっていた。
そんなある日、彼と話すタイミングは、突然やってきた。

