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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第1章 プロローグ

バックヤードで売場に出す品物を探す。
チラッと見た時計はPM1時50分。
まだあと10分ある。
このくらいなら、10分で出せるかな?
待ち遠しいPM2時まであと10分。
私は売場に品物を出して、PM2時少し前にバックヤードに戻った。
ピッピッピッ…。
外から車がバックする音。
来た!!
時計の針は今日もPM2時を指している。
私は空箱をしまいに、外に出る。
そこには、今日もPM2時に現れる愛しの貴方の姿。
「こんにちは!」
貴方がいつものように優しく微笑んだ。
「こんにちは!」
たったの15分。
貴方を見れる幸せな私の時間。

